雪花絞り

2022年5月26日 (木)

巻きスカートのベルトを反幅帯のように結んでみました。

巻きスカートのベルトをリボン結びにしていると、動いているうちにほどけ易くなることに気が付きました。

そこで、簡易な反幅帯の結び方を取り入れてみたらと思いつきました。

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リボン結びにした後、たれ先を下から通して結び目の上にかぶせます。

これだけで激しく動いても全くほどけなくなります。

着物の帯の結び方は、現代の服飾のなかでもでいろいろ活用したら面白くなりそう!とりわけ普段着の簡易な結び方や男結びなどリスペクトしたら楽しそうです。

 


 

2022年2月18日 (金)

知多木綿 雪花絞り反物の巻きスカート2

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あれからまた少し改良を加えて、ウエストの生地の縫い合わせ部分にダーツを入れてみました。

着物の裾除けの生地のように薄くはないので、多少は形を作っておかないと体になじまず着にくいように感じたからです。

畳んだプリーツに角度をつけても解決しなかったのですが、ダーツを少し入れただけでずいぶん着やすくなることに気が付きました。

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着物に合わせて左を上前にしました。ベルト紐はハイウエストになるように上下にずらして巻き付け、反幅帯を結んでいるような雰囲気にしました。

 

2022年2月13日 (日)

知多木綿雪花絞り 浴衣地1/2反で作る直線裁ちの巻きスカート

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浴衣の生地幅をそのまま生かして着物の裾除けのような形の巻きスカートを作りました。

巻きスカートは右を上にするか?左を上にするか?迷う。

多分洋服だと女性は右上、着物なら男女とも左上、まあどちらでも良いか。

上前に深めのプリーツを1つたたんだタイトなシルエットです。プリーツはそのまま生地と並行に畳むか、少し斜めに角度をつけるか、散々迷った末、結局シンプルに平行に畳んだだけにしました。

用尺 約6.5m  

    90cm~1mにカットした生地を5枚

    ベルト用生地 反物幅の半分に裂いた生地を約3m

知多木綿の反物は普通に市販されている浴衣の生地より厚みもあってしっかりしています。

夏でなくても、冬でもコーディネート次第で違和感無しに着られました。

 

 

2021年8月 2日 (月)

スレン染料茶色の雪花絞り

 

20210801-172355_20210801214401    スレン染料茶色で初めて染めてみました。

思ったより赤茶けた色で、黒の染料ほど濃淡の幅が出ないように感じました。

そこでインド藍と併用してもっと深みのある色が出せないかなと思い試してみます。

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1)三角形の底辺の頂点2点を水に浸す→スレン染料の茶色→インド藍

2三角形の底辺の頂点2点を水に浸す→少し間をおいてからインド藍→スレン染料の茶色

スレン染料とインド藍、どちらも建て染め染料ですが、還元するときの苛性ソーダの分量が全然違います。性質の異なる染料に立て続けに浸した時、どんな風に色が分かれるか?実験の結果です。

1)スレン染料に先に浸した時は2色が重なって混ざった色に染まりました。 

2)インド藍に先に浸した方は色がしっかりと別れました。藍の色が思ったより多めに薄く出て全体的に明るい色になりました!

どちらかというと1)の色味の方をイメージしていたのですが、もう少し模様の輪郭をはっきり出したい。染料に浸すときの角度を変えてみたらどうなるだろう?

461dcc77b35d4378ab13fd4838dab899 浴衣に仕立てたらどんな感じになるだろうと思ってボディーに着せてみました。  かなり渋いですが柄が意外と目立つので、思ったほど地味でもないかなと思いました。

 

 


 

 

2020年5月20日 (水)

夏のマスク


マスクといえば冬から春先にかけて花粉対策や防寒のために身に着けるものだった。こんな暑い時期にマスクが必要になるなんて、去年の今頃は想像もつかなかった。

浴衣地をたたんで何枚も生地が重なったマスクは暑くて耐えられなくなってきた。そこで反物幅に合わせて大体正方形にカットしてあった生地をさらに半分に切って薄くしてたたんでみた。

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以前より横長になり、すっきりした感じです。それでも屋外のの炎天下では、耐えられなくなったらいつでも外せるように収納用の入れ物が必要だと思いました。残りの半分でマスク収納用のきんちゃくをつくりました!

 


 

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2020年5月12日 (火)

柿渋地色の雪花絞りマスク ピンで留めて簡単に立体的な形に!


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こんどは麻混スラブの雪花絞り反物て折りたたんでみました。地色は淡い柿渋染め、渋い雪花絞りマスクが出来ました!

縦半分に畳んでから、加工したヘアピンでマスクの内側の生地もいっしょに留めるようにしました。

開いて正面から見ると、つーんととんがった鼻みたいなのが、一層強調されるようになりました。

ここをつまむことで、鼻の下から口にかけて空間を作ることが出来ます。

マスクの生地を口に密着させない様に作ることが使い心地をよくする上で大事だということ。何度も畳んで使っているうちにだんだんわかってきました!

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2020年4月28日 (火)

雪花絞り浴衣生地の折りたたみマスク クリップで立体的に形を固定してみた

アバウトにたたんでいるので、たたむたびに微妙に形が変わった。

とんがったマスクにすることで、鼻と口に空間を作ることが出来たが,着装しているうちに拡がってしまうのでクリップで留めてみた。

表の中央の折り返し部分と、裏の折り返した生地のジョイント部分、この2か所を留めれば、大体形を固定することが出来た。

マスクの一番とんがったところを鼻のてっぺんにするのかと思っていたけど、それより下、鼻と口の間ぐらいに持ってきた方が付け心地が良かった。

目の下の鼻から頬にかけては出来れば自然なカーブを描くようにしたくなったので、少し折り込んでみた。

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初めはもっと小さくたたんでいたように思うけれど、最近は顔半分をほとんど覆いつくしてしまうようなマスク姿もすっかり見慣れてきたので、だんだん大きく派手にしたくなってきた。

 


 

2019年12月10日 (火)

知多木綿の麻崑反物 織の試作品

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 麻崑スラブの浴衣反物と同じ経糸、横糸だけ打ち込み本数を減らして透け感のある薄手のストール生を試作してもらいました!

 横糸は40番手のコーマ糸 左の方が横糸の打ち込み本数が少なくて透け感があります。

 横糸をスラブ糸ではなく、細いコーマ糸にしたことで、縦のランダムな縞模様が際立ちました。

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 左の画像は浴衣地と同じ横糸がスラブ糸ですが、打ち込み本数を減らしたものです。

 

 

 

 

 

 

最初は横糸をスラブにするつもりでいました。けれども こうしてサンプルを見比べると、コーマ糸の方が縦の太い線の縞模様が強調されてすっきりと見え、コントラストがきれいだと感じました。

薄手ですが、ガーゼ生地などと違ってとても折りたたみやすく、雪花絞りや板締め絞りが綺麗に染められそうです。特に小柄の雪花絞りには折山が がさばらなくなるのでうまくいきそうです!

 縦の縞模様が目立つので、嵐絞りの斜めの線と交差させても面白そうです。


 

 

2019年6月 8日 (土)

2019有松絞祭り

6月1日2日は有松絞り祭りに出店しました。今年もありがとうございました!

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何年か前に染めたインディゴピュアの雪花絞り、浴衣になって着こなしていただいているのを見るのはやはりとてもうれしいです!

20190601-120430 帯芯を入れずに手作りした帯を涼しげに結んでいました。

カジュアルな装いでいろいろ工夫して着こなしているのを見ることが出来るのも有松絞祭りの楽しみです。

 

 

 

 

2018年6月16日 (土)

赤い地色が際立つグラデーションの抜染雪花絞り

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先染めした下地の色の濃度の違いと抜染したときの色の抜け方の違いは微妙で予測が難しい。
紫グレーに染めた地色より赤く染めた部分の地色の方が若干多く残った。
少し色がどぎつく感じたので、薄めた柿渋を何度も重ねた。秋の紅葉と枯れ葉のイメージです。


このページに掲載した雪花絞り反物はYAHOO!ショッピングに出品しています。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/sekkasibori/c3ddc1a1b0.html


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フォト

せみのはねの雪花絞り

  • 20250407-1151
     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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