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2019年5月

2019年5月17日 (金)

知多木綿の草木染ストール 柿渋、茜、藍の重ね 色のバリエーション1

 久々にブログを開いてみたら、すっかり仕様が変わっていたので戸惑いました。

このところ知多木綿の二重ガーゼストールをたくさん染めています。

使っている染料はンド藍西洋茜、この3種類の染料にアルミ媒染のみ

20181103-103538-1280x1280 まずは薄めた柿渋の下染めから。          20181103-083401

柿渋だけでも白木のようなナチュラルな色身できれいだが、これはタンニン下地として、草木染の染色に使える。木綿の草木の染色を、私はいつもここから始める。木綿はそのままでは藍染以外の草木の染料は染まりにくく、まずは下地の処理が必要だ。柿渋下地にアルミ媒染してから茜の染料を重ねる。

20190107-105739 淡い茜と藍を重ねる  20190107-105505-1054x1280 茜の淡いピンクはたくさん染めることが出来る。柿渋と淡い茜の重ね色にさらに淡いを重ねると柔らかいパステルトーンのグレーが出来る。 

が鮮やかな濃い赤色に染まるのは最初に生地を染液に入れたときだけだ。
充分に濃い茜色に染めた後、まだ染液の色は残っているが、後は淡いピンクにしか染まらない。いくら長時間浸してもそれほど濃くはならないが、濃い赤よりもずっとたくさん染めることが出来る。だから濃い茜色を染めるためには、副産物のように淡いピンクがたくさん出来てしまう。

 20190425-153644        20190325-135231

 

  20190117-142849 濃い鮮やかな茜色は最初に染液に入れたときしか染まらない! 

1番液の最も鮮やかな濃い茜色を染めるために2枚同時に染液に入れてグラデーションに染める。そのあと再びアルミ媒染した柿渋生地を入れると淡いピンクを染めることが出来る。 

 

 

 

 

 

 

 

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せみのはねの雪花絞り

  • 20250407-1151
     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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