抜染雪花絞り/紫地色とスレン黒の雪花絞り
レマゾール染料のターキスブルーにブリリアンレッドを重ねて紫色に地染めをしました。
ターキスブルーはハイドロサルファイトと苛性ソーダではほとんど色が抜けないので、、後から重ねた赤味の色だけが抜けて、明るいブルーの地色に紫の曲線が浮き出した雪花絞りになりまになりした。
グレーのぼかしは、淡いスレン染料の黒が浸透したところです。
絞り染めなのに、面相筆で描いたような細い曲線をを残したい!
そう思って狙っても、太くなりすぎたり、消えてしまったり、なかなか思い通りにならないのですが、これはかなりうまく行きました。
6列屏風だたみは13.5m1反分だと容器に入らずはみ出してしまうので、残念ながら、半分の6.7m。
スレン染料に浸す前に底辺2カ所に、ほんの少し湯を差す。ここは水ではなくて、湯であることが、すっと伸びた曲線を作るのに重要な条件の一つ。常温のステンレスの容器に、沸かしたてのお湯を注いだ時の温度、ステンレスの容器で少し冷めた状態位で丁度良いようだ。
ステンレスの容器も温めて湯が全く冷めないようにしたのは、温度が高すぎて拡がり過ぎてしまい、良い結果が得られなかった。
それと地染めの染料の濃度と、抜染を兼ねるスレン染料の助剤、苛性ソーダとハイドロの分量の調整、これが難解だ!
« ストールの巻き方で印象が変わる?! 170cm×37cm(標準的なサイズのストール) | トップページ | 地色をグラデーションに染めた抜染雪花絞り反物 紫陽花色 »
「雪花絞り反物の染色」カテゴリの記事
- 綿麻スラブ反物の雪花絞りの地色(2018.11.26)
- 赤い地色が際立つグラデーションの抜染雪花絞り(2018.06.16)
- 地色をグラデーションに染めた抜染雪花絞り反物 紫陽花色(2018.05.19)
- 抜染雪花絞り/紫地色とスレン黒の雪花絞り(2018.05.16)
- 地色を赤と黒のグラデーションに染めた秋色抜染雪花絞り反物の柄合わせ(2016.08.24)