夏以外に着たい雪花絞り着物のコーディネート片身替わり仕立て
肩身替わり仕立ての雪花絞り着物、今まで何度かコーディネートを試みてみたものの、なんとなく、ぴったりと合う帯が見つからなくてぴんとこない。
こういう場合帯揚げを帯の上に出すことで新たな変化をつけることは出来ないだろうかと考えた。帯ほどがさばらないし、洋服のストールでも代用できる。
今回選んだ帯はアンティークの少し渋めの朱色の帯、未使用なのか?ぜんぜん折り目が付いていない。どんな結び方をしていたんだろう?
少ない知識を総動員して、自己流に考えてみる。基本はカルタ結びがベースですが、これは半幅帯ではなし、縦半分に折りたたんで、普通のカルタ結びにしてもかっこうがつかない。
お太鼓は嫌いだし帯枕は使いたくない!今回もストールの帯揚げは後ろで結び目を作って、そのボリュームを帯枕代わりにする。
帯の結び方はカルタ結びとふくらすずめ?のあいのこみたいな結び方、これで結構様になったんじゃないかと思う。
色味としては、帯の朱色だけより帯揚げストールの黄色味の無いピンク系の色が入ったほうが、豊かな感じがする。
帯締めはムラ染めの皮ひも、半衿は正絹の鹿の子絞りの端切れ、帯揚げストールは嵐絞り、帯以外は絞り尽くしのコーディネートです。
もちろん夏ではなくて、気候の良い時期に着たい雪花絞り着物のコーディネートです。