雪花絞り着物のお花見コーディネート
雪花絞りの模様は桜の花びらのようにも見えるので、今年はぜひお花見に来て出かけたいと思っていました。
地色は淡い若草色、まだ肌寒さも残っているので、長じゅばんは冬用を選びました。実家に有った古い襦袢で、正絹ですが綿の裏地がついています。
半衿はオフホワイトの帯地だった生地を使いました。厚手の生地なので暖かそうに見えます。この時期着るなら衿は広衿、ばち衿よりやっぱり暖かい。
どこかに桜の色を感じさせるピンクを入れたかったので、プロシオン染料で地色を明るいピンクに染めた嵐絞りのストールを帯揚げに選びました。
帯はお気に入りの羽根付きかるた結び。少しボリュームを加えたいので、帯揚げは後ろに結び目を作り、帯枕のように利用します。
カジュアル感を強調したいので、帯締めは皮ひも2本、足袋は色物にしました。
桜の時期はけっこう風も強かったりするので、長じゅばんの下はすそよけ代わりにマキシム丈の薄手のギャザースカート、これですそが強風にあおられてめくれてもとりあえず安心です。
いつでも着物で生活しているわけでもないし、ぎこちなく無理して着るよりファッションのバリエーションとして、染織を生かす手段として、着物を楽しみたいと思います。