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2016年1月

2016年1月20日 (水)

桜の花の下で着たい雪花絞り

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雪花絞りの染色用に折りたたんだ反物の三角形の底辺に、ほんの少し水を吸わせてから急いでスレン染料の染浴の中に入れて染めることで、小さな花形が白く抜けるように意識して染めました。

薄墨のような黒のスレン染料の柔らかな濃淡の中に浮かぶ小さな花形を桜の花に見立てて、地色は柿渋で下染めしてから、淡い茜を重ねました。

どんなコーディネートにしたら引き立つだろうかと思いながら、仮着装してみました。帯締めをPinterestで見つけた画像を参考にハート型にアレンジしました。

木綿の雪花絞りは、やはり真夏よりも春秋に着たいと思います。

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2016年1月 7日 (木)

スレン黒の雪花絞り反物の地色を染めてみました

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スレン染料で染めた雪花絞りは、インディゴピュアで染めた雪花絞りより濃淡の幅が広く柔らかい雰囲気に染まるので、地色はあまり濃く染めなくても良いように思いました。

ただ染まり方によっては、地色を染めてみたいと思ったのもあったので、やっぱり試してみました。

柿渋を少し濃い目にすると、インディゴピュアの雪花絞りの時よりぐっと渋くなって、男物にしても良いかなあと思いました。半衿や帯など明るめの強い色を入れてみると、素朴な中にも色味の豊かさが引き出されたと思います。

スレンの黒の雪花絞りにエンジュの黄色を重ねた色の組み合わせは、なんとなくアニマル柄を連想させます。黒に黄色が重なってカーキグリーンに近い色になっているので、迷彩柄のようにも見えます。
土臭い雰囲気を強調したかったので、半衿は濃い柿渋染め、帯締めは皮ひもにしてみました。全体が同じような雰囲気になりすぎてピンと来なかったので、帯揚げに人工的でビビットなピンクを入れてみました。

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フォト

せみのはねの雪花絞り

  • 20250407-1151
     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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