« 2013年10月 | トップページ | 2013年12月 »
やっと着付け教室で名古屋帯の結び方を覚えたので、雪花絞りの着物に結んでみました。
タンスの中を捜したら出てきた紬の名古屋帯です。大柄のブドウのつる草模様で色が鮮やかできれいだと思いましたが、雪花絞りと合うかな?
両方ともかなり強い印象の柄なので、うるさくなり過ぎるのではないかと思いましたが、締めてみると思ったより悪くないような気がしてきました。
同系色の色が入っているのと、規則的なぶどうのつる草模様が、雪花絞りの植物を想わせるような曲線のパターンと意外と調和したように思います。
木綿の着物の素朴な雰囲気が、かなり華やかになったような気がします。
この組み合わせだと、半衿は中間色の柔らかい色にして、全体の雰囲気を和らげたいように感じました。
半衿は、捨てられないでためてあった染めそこないの生地や端切れの中から捜しました。
いくつか試してみましたが、帯と同じ素材のシルクが合いました。
ブドウのつるの色と同じような色の、黄色みの染料と柿渋を重ねたインドシルクの生地を選びました。
11月はこの組み合わせで、着付け教室の交流会に出かけてみました。
真夏に浴衣として着た着物と同じ生地の着物を、11月も帯と下着を変えただけで、寒い思いもせずに着ていられるのが不思議です。
交流会では1日名古屋帯を締めて過ごしたのですが、着物を着なれていない私は、ずっと荷物を背中にしょったまま過ごしたような気分で、疲れてしまいました。反幅帯の時はほとんど違和感がなく、着物も意外と楽と思ったのですが・・・
交流会に集まった人たちは着付け師の仕事をしている人たちが多く、みんなセンス良く少しカジュアルな雰囲気で着こなしていました。