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2009年12月 1日 (火)

最近染めた雪花絞り

 最近染めた雪花絞り
(インジゴピュア 3メートル晒し木綿)

 この感じは、わりと安定して染められる様になりました。藍の濃淡はわりときれいだと思うけど、シャープさに欠けるかな?スレン染料で染めたら違う感じになるだろうか?
 折りたたんだ布をかすかに湿らせてから再び水と染料を吸い上げさせると、だいたいいつも、こんな感じになります。

01_3 インジゴピュアの雪花絞り (1.5メートル晒し木綿)

  こちらは布が乾いた状態のまま水と染料を吸い上げさせました。花びらの輪郭のような細い線はわりときれいに出ましたが、藍の濃淡の幅がなく単調な染まり方になってしまいました。
 三角形の折り山の内側の線が完全に酸化せず白く抜けてしまいました。

 雪花絞りは白いところが少ない染めのほうが難しく、成功率が低い。
 藍の濃淡の幅が出ないのは,染めるタイミングの問題ではなく洗い方、吸い上げさせた染料の酸化の過程の問題なのではないだろうか?次回染めるときはこの点を工夫してみよう。

 ずっと前に見た昭和初期の雪花絞りの浴衣は、藍の濃淡が一度で染めたとは思えないほど美しく幅があった。たぶん濃い染料で染めて、洗う過程で濃色から淡色までの美しい階調ができたのではないだろうか?

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せみのはねの雪花絞り

  • 20250407-1151
     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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