シルクストールの雪花絞り
この生地はシルクにしては浸透がよく、水滴をたらすと水をはじかずにジワっとしみ込んでいく感じです.この浸透のよさが雪花絞りに向いているのではないかと思って試してみたものです。
雪花絞りは強アルカリの染料を高温にして染めるので、アルカリに弱い絹には適していません.生地がいたむのではないかと心配しましたが無事染まりました。 地色はえんじゅと柿渋の重ね染め 8つ折りの屏風だたみにして茜の縞模様を染めてから、最後に4つ折りの屏風にたたみ直して、インジゴピュアで雪花絞りをしました。
薄手のタイシルクストールです.手織りなのでとても染まりがよく、草木染め 柿渋染めでいつも染めています.このストールの染めに新たなバリエーションを加えたいと思い、雪花絞りを試してみました.
先に柿渋で地色を染めます。へろへろしていてたたみ難い生地ですが、柿渋を通すとしゃきっとして少したたみやすくなります。アイロンで押さえながら5列の屏風だたみにします.
この生地は水滴をたらすとはじいてしまうので、この段階で折り山をくずさないように注意しながら全体を濡らします.よくしぼって生乾き状態のまま正三角形にたたんでいきます。完全に乾いているより生乾きの方が、染料の浸透がよくなります。
やはり木綿の晒しの様にはいきませんでしたが、六角形の花形の端がふわっとにじんでそれなりに染まりました。
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