嵐絞り

2016年3月17日 (木)

着物と洋服の境界をあいまいにしてみたい!

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 嵐絞りの2枚のストールを着物風に身に着けてみました

大判のストールをふわっと肩にかけて、というスタイル。見た目には優雅ですが、実際に身に着けてみると、腕の動きを妨げたりして意外と着にくい。

そこで着物の着方を取り入れて、帯板など使って形を作ってみたらどうだろう?そう思いついて試してみました。

着物用の紐と帯板を利用して前をあわせ、腕の動きを妨げないことを確認してから、帯板をもう1枚のストールで包むようにして結びます。

2枚の長方形の布が着物風のベストになりました。ストールを肩にかけるだけよりずっと動きやすいです!

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こちらは雪花絞りのストールに半幅帯の組み合わせです。

帯はカルタ結び。

この結び方は、帯にまったく結び目を作らないのにしっかりと締めることができて、初めて知ったとき感動しました。

ただまったくボリュームが出ないだけに、着物でドレスアップしたいときはちょっとこのままでは物足りない感じも。

どちらかというと、女性の労働着のむすび方だったのではないかなあと思っています。

このカルタ結び、サッシュベルトのようでもあり、意外と洋服と相性がいい。

帯の結び目は後ろに回さずに斜め前にしておくと、ちょっとした物入れにもなって便利です。

2016年2月17日 (水)

長いストールの巻き方(嵐絞りの[しわ加工ストール)

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シルクは一度熱を加えるとしわが取れにくくなる性質があるので、絞りのしわをある程度固定することが出来ます。

柿渋を加えて固めることで、嵐絞りのプリーツのようなしわを、洗ってもあまり伸びないように加工することができます。

シボの中に空気が入ることでボリューム感をいっそうきわだたせることができるので、ふっくらとしたボリューム感を生かすむすび方をしたいと思います。

Dsc_504711)ストールを半分に折りたたんで肩にかける

Dsc_504512)わの方にストールの端の紅い方を入れ、わの部分を1回ねじって黄色の端を通します。ここまでは藍の嵐絞りのストールの巻き方3と同じです。
Dsc_504413)さらに紅い方の端を黄色のほうの下から交差するようにわの中に通します。前回のストールの巻き方3より交差の回数が1回多い長いストール向きの巻き方です。

Dsc_50531_387x640形を整えて完成です。あまりきつく閉めずにゆったりと巻くときれいです。嵐絞りのしわ加工が空気を含んで、ふっくらとした暖かさがあります。男女兼用の巻き方です。

2016年2月16日 (火)

長いストールの巻き方3

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1)ストールを半分にたたんで首にかけます。

2)輪になっている部分にストールの片方の端を通します。

3)輪になっている部分を1回ねじり、そこにもう片方のストールの端を通します。

4)形を整えて出来上がりです。ゆるめにふっくらと巻くと適度なボリューム感がでます。

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2016年2月15日 (月)

長いストールの巻き方2

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ストールを半分に折りたたんでから首に巻く方法です。折りたたんだ輪の部分がふっくらとしたやさしい雰囲気になります。首周りにボリュームが出るので、コートやジャケットのえりの風除けにもなります。

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1)ストールを2つ折にして首にかけます。

2)フリンジの付いている端の方を下にして普通に結ぶだけです。

3)形を整えて出来上がりです。

ふっくらとしたボリュームがやさしくかわいい雰囲気もあるので、女性向きの結び方だと思います。








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長いストールの巻き方(1)

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竹繊維のストール生地をたくさん仕入れたので、長めのストールの巻き方を、いろいろ考えてみました。

少し厚手のしっかりしたタイシルクの大判のストール生地が手に入りにくくなったので、いつも雪花絞り用のコーマ綿反物を仕入れている織り元の工場に昨年の夏出向いて選びました。

柔らかくさらっとしていてドレーピングがきれいに出来る生地ですが、やっぱり紬の絹のような暖かさは無いので、春夏向きの雰囲気です。どちらかというと草木の柔らかい色より科学染料や藍ではっきり染めた方が色の映りがよいように感じました。

嵐絞りの少しよろけたストライプがさざ波のようにも見えて、生地のドレープを引き立てています。

ストールの両端を片方に流す巻き方は、すっきりとして目線が縦にいくので、スマートに見せる効果があります。

Dsc_4995_391x640_2  1)まず普通の1重巻きにします。


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2)向かって右のストールの端をもう片方のストールの端の下に通して折り返します。


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3)折り返した先を首の中に入れ、2重になった生地の間から引き出して形を整え完成です。

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2013年12月 9日 (月)

柿渋とこんにゃく糊の嵐絞りストール

 20131208_110152_426x640 嵐絞りのストール

 シルクストールを嵐絞りにして柿渋で固めると、プリーツ加工のような襞のある生地になります。 

 シルクの絞り染めは、熱を加えると絞りのしわが残るのですが、水洗いするとやはり伸びてしまいます。そこで、洗濯してもシボが無くならないように柿渋で固めて蒸しています。
 ただ、この方法だと柿渋をかなり濃くするので、渋いダークな色ばかりになってしまいます。そこで春らしい明るい色も出来ないかなと思い、こんにゃく糊と併用してみたらどうだろうと思いつきました。。

 柿渋もこんにゃく糊も紙子の衣などに使われていたもので発水性が出せるのですが、こんにゃく糊には色が有りません。そこで今までこんにゃく粉を使ってみたものの、効果があるのかないのかピンと来なくて途中で放置したままになっているのがありました。

 嵐絞りをする時は絞る前に全体に薄めた柿渋を浸透させて、少し生地をぱりっとした状態にしておいた方が絞りやすく、プリーツのような襞もきれいに出ます。これをこんにゃく糊でやってみれば、柿渋の使用量を減らすことが出来るはずです。

 柿渋は全体に浸みこませると糸が痩せるような感じで、その分薄手の生地などは透け感が出て生地の風合いが変わります。
 こんにゃく糊の場合は、生地がパリッとしますが、糸が痩せるという感じはありません。普通の糊をつけた状態と見た目は変わらないのですが、水洗いをした後もこんにゃく糊の効力が残っているのか?それとも洗い流されてしまっているのか?色がないのでいまいちピンときません。
 余分についたこんにゃく糊は洗い流されているような感じが有りましたが、それでも生地の張りは残っていました。洗いが不充分なだけなのか、洗っても残るのか、心もとない思いもありましたが、とにかく嵐絞りをして柿渋を刷毛で塗り、乾かしました。
 

 すっかり乾いてから糸を外すと、こんにゃく糊を使っていない時より、嵐絞りの筋がくっきりと出て、柿渋の折山のところがかなり固くなっていました。もっと柿渋を薄くしても良かったのではないか?こんにゃく糊の効果は思った以上でした。
 さっそく蒸してしわを固定してから水洗いをします。地色にはあまり柿渋の色が出ていないので、いつもより明るい色に仕上がりそうです。ただいつもよりかなり生地が硬くなってしまっているので何とかもう少し柔らかくしたい!
 草木の色を重ねて煮染めしているうちに柔らくなるだろうか?

 いつもより軽い色に仕上げたいと思ったので茜は1番液を避けて2番液、を使ってグラデーションに染めます。絞りのしわが延びないようにいつもは少し冷ましてから染めるのですが、今回は思い切り熱い染液に浸しました。
  さらに淡いインド藍でストールの端をかすかなグラデーションに染めて少し紫がかった茜色を作ります。さらに淡いエンジュの染液に全体を浸して色を和らげました。

 パステルトーンに染まりましたが、眺めているうちに、もう少しビビッとな色も入れたくなったので、もい一度茜を煮出して3番液をストールの片側だけに重ねてしっかり染めました。そうこうしているうちにやっと生地が少しは柔らかくなってきました。

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2010年11月30日 (火)

嵐絞りのシルクストール

201011270918嵐絞りのシルクストール(柿渋 インド藍 西洋茜)

 有松絞りの技法で嵐絞りという絞り技法があります。

 円柱に生地をらせん状に巻きつけて、糸を等間隔に巻きつけ押し縮めると、細いプリーツ状のしわができます。
 浴衣生地だとこのしわは伸びてしまいますが、横なぐりの雨のような斜めの線の模様が出来ます。激しく降る雨を連想させるので嵐絞りというそうです。

 有松絞会館と名古屋市博物館では、嵐絞りの驚くほど繊細な収蔵品を見ることが出来ます。

 201011271151 なかなかこんなに繊細な嵐絞りは出来ませんが、この絞りを薄地のストール生地に応用しています。

 藍染めではなく、柿渋を刷毛で塗り重ね乾燥させます。円柱はまるいタッパーを使っています。完全に乾いてから糸をほどいて布をタッパーから外すと、左の画像のように柿渋で固まっています。
 しばらく放置して柿渋が定着するのを待ちます。その後蒸して熱を加えることで一層堅牢度が増し、しわもしっかりと定着します。
 ぬるま湯で洗いながら余分な柿渋を落とします。ここで完成にするときは柔軟仕上げ剤で柔らかくします。さらに草木の染料を加えるときは、媒染剤に浸してから色を重ねます。 

 柿渋で固めてしわ加工するので、元の生地よりはりが出て少し硬い感じになります。
 柿渋が少なすぎるとしわがきれいにつかず、伸びてしまいます。多すぎるとばりばりになってしまうので、柿渋の加減がポイントです。
 天気が良く空気が乾燥している日にいっきに乾かしてしまわないとうまくいきまっせん。最近は天気の良い日が多かったので、今のうちにと思ってたくさん絞りました。後で徐々に色を入れていくつもりです。

フォト

せみのはねの雪花絞り

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     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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