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2015年5月

2015年5月29日 (金)

 片身変わり仕立ての雪花絞り着物 仕立てていただきました

 今年は雪花絞りの反物を片身変わり仕立てでお願いしました。

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 寸法はアンティークの普段着着物のような日常的で着やすい仕立てにしたいと思い、明治生まれの祖母が遺した古い着物の寸法を測って現代の物と見比べてみました。
身丈は前に仕立てた雪花絞り浴衣より思いきってかなり短くアンティーク着物と同じ身丈、 裄丈も1cmほど短くしました。
 おくみ幅や裾周りは柄合わせのこともあるのでお任せ、袖丈だけは長めの方が肩身変わり仕立てではバランスが良いと思ったので、今までより長く、祖母が遺した着物と同じ55cmにしました。
 今回仕立てをお願いしたのは、私も出品しているiichiのサイトで見つけた和裁士の藤本さんです。
 iichiのプロフィール写真の着姿を拝見して、とても自然でゆったりとした着こなしだと思ったので、アンティーク着物のような仕立てもしていただけるのではないかと思ったのです。
 先月お願いしたのですが、2週間ほどで仕立てていただけました。
 仮着装で前に試した朱色の帯よりも色が合いそうな薄手の麻生平の生地が見つかったので、これは帯にして見ようと思い相談してみました。
 帯芯を入れて仕立てなければと思っていたのですが、帯板を挟むだけで縫わない方がいろいろに使えて便利のではないかというアドバイスをいただき、ボディに着せて試してみました。
今回使ったは伊達締めは帯芯の様なものが入っていたので、結局帯板も使わず、縦に折りたたんだだけで締めてみました。
 Pinterestで集めた明治大正時代の着物姿や野良着などを参考にして適当に巻いてみました。
 昔の生活着としての着物、あるいは野良着はすっかり廃れてしまいましたが、私はこちらの方に魅力を感じます。デニム着物や雪花絞りが注目されるようになってきたのも、もう少し生活感のある和装を楽しみたいという思いが拡がりつつあるからではないかと思います。
 かつてハンドバッグという女性の持ちモノが有りましたが、今ではすっかり見かけなくなりました。今の多くの呉服屋さんや大手の着付け教室の感覚は、この時代にとどまっているように見えます。
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 帯は自己流に紐や帯揚げ(ストール)を使って適当に締めてみました。麻100パーセントの生地は木綿や絹とは違って、しわの寄り方にも味わいが有ると思います。

 
 

2015年5月11日 (月)

雪花絞り反物 仮着装 淡いエンジュ

 この反物の雪花模様は、花型の輪郭の様な白い線が細くきれいな曲線を描いて染まったので私としては気に入っています。

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 博多の夏帯にちょうど色をそろえたような帯締めが見つかりました。

 半衿はない方が夏らしくてすっきりしているように思いますが、衿元を大きく開けると、なんとなく寂しい感じがするので、やっぱりシルバーのアクセサリーなどあしらってみたくなります。

 カジュアルな着物スタイルなら、呉服業界のわけのわからない形式など無視してアパレル感覚で楽しみたいと思います。なんといっても、今までスポットライトを浴びることがなかった木綿の、しかも有松でも忘れかけられていた雪花絞りの着物ですから!

2015年5月 5日 (火)

雪花絞り反物仮着装 インディゴピュアと淡い柿渋

 雪花絞りの着物は、どちらかというと夏よりも春、秋に着たい。そう思っているのですが、この時期になると普通の藍染めも悪くないかなという気がしてきます。

インディゴピュアは化学藍なので単独で使うと色が生っぽくて硬いように感じますが、藍の濃淡がなるべく淡い色から濃い色まで幅のある諧調に染めることが出来ると、そんなに悪くはないと思います。

 かすかな柿渋を地色が生成りの色味に近くなるように重ねるとインディゴピュアの色もナチュラルな色に近づいて、一層柔らかくなるように思います。

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 夏の博多帯と合わせて仮着装してみました。濃紺の帯揚げを少しだけ見せて、全体の雰囲気を引き締めていると思います。

 夏は半衿をつけずに衿を大きめに開けて着ると、着物も肌じゅばんも脇の下が開いているので、衿から脇の下に風が抜けて涼しいです。帯はお太鼓に結ぶと背中に熱がこもって暑いので、なんといっても半幅帯が快適です。

2015年5月 1日 (金)

雪花絞り反物仮着装 再びエンジュと柿渋の重ねの地色

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 この雪花絞りは地色の部分の面積の方が多くそまったので、エンジュ色の部分が多く出てわりあい明るい感じになりました。

 同じパターン ほとんど同じ色でも、ちょっとした面積の変化だけで違った雰囲気になります。明るい新緑のような色なので春にも着たい色目です。

 合わせた黒地の博多帯はわりと何にでも合わせやすいので重宝していますが、帯締めを変えてみるだけでもまた雰囲気が変わります。

 着物は仕立てた時が完成なのではなくて、着た時に初めて完成するのだとつくづく思います。

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フォト

せみのはねの雪花絞り

  • Dsc_45141_2
     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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