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2014年1月

2014年1月16日 (木)

柿渋と藍の重ねの色の雪花絞り

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 上の画像の雪花絞りはかなり藍の色が濃く出たのですが、比較的白場の面積が多くなってしまったので、地色との対比が強すぎてどぎつい感じになってしまいました。柿渋の薄め液を何度も重ねて、地色を柿渋色にしてみました。
 それでも藍との対比が強すぎて濃淡の幅も感じられず、もう少し何とかならないのかなと思案してしまいました。

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 柿渋を何度も重ねると、生地に発水性が出てきて染料が浸みこみにくくなります。この性質を利用して、藍をもういちど重ねてみたらどうだろう?

 後から雪花絞りと同じ染料を重ねると、雪花の模様がつぶれてしまいそうで怖い。今まで試したことがなかったのですが、重ねた方が全体のトーンが落ち着きそうな気がしたので、思いきってみました。

 柿渋の上に藍を重ねると、柿渋がアルカリに反応して少し黄色みを帯びます。また何度も重ねた柿渋の発水性のおかげで藍が濃く染まりにくくなり、淡い色になるはずです。

後から重ねる藍はインジゴピュアではなくてインド藍の薄くなった染液を使います。

 インド藍とインジゴピュアではそれほど大きな違いはなく、自分でもどちらだったか区別がつかなくなってしまうこともある位ですが、多少色味が柔らかく、かすかに黄茶色みがかった感じはあります。

 先に柿渋で染めてから藍を重ねるのと、淡い藍で染めてから柿渋を重ねるのと、絹の場合はだいぶ発色が違ってきます。
 木綿の場合はどのくらい違うだろう?今回雪花絞りの地色では初めての試みです。2番目の画像の左側の反物が、雪花絞りの後からインド藍を重ねたものです。右の反物は雪花絞りの上の柿渋を重ねただけの色味です。比較すると色味の違いが解かります。

 思った通り雪花絞りの模様の色味が緑味を感じさせるグレーになりました。黄色系の染料を全く使っていないのに、ここまで色の差が出せるのはちょっと楽しい!上の画像の色のままよりこちらの色の方が良くなったのではないかと思います。

 渋めの色ですが、この色味で着物を作ったら、半衿は鮮やかな茜色を合わせて見たいような気がします。







 

2014年1月 3日 (金)

雪花絞りの染色2014年1月 支え棒を使って

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 今までやっていなかったのですが、今回反物を染める時にささえるための棒3本を付け加えました。

 5列屏風だたみ正三角形のパターン1反の雪花絞りの染色だと支えの棒がなくても何とかなってはいたのですが、より手元を安定させたくて試してみました。

 染色用のステンレスの攪拌棒でも使ってみようかとずっと思っていたのですが、これだと棒の長さを自分で調整できないし高価だし、菜箸だと長さが足りないしと思いながら、結局試さずに時間が経ってしまっていたのですが、ふと思いついて、園芸用の植木の支えの棒を使うことにしました。
 細い竹なので自分で必要な長さに切ることが出来るし、どこでも簡単に手に入るし、これで充分、そんなに難しく考えることはなかった!道具はなるべくシンプルな方が良い。

 支えの棒を使うことで、染料を吸い上げて重くなった生地がたるんで崩れてしまう心配が無くなったので、ずいぶん染めやすくなりました。最初から省略せずにやればよかった!

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1回3反づつ染液の条件を少しづつ変えながら染めました。2番目はいつもより少し深めに染液の中に沈めました。

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フォト

せみのはねの雪花絞り

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     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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