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2013年1月

2013年1月26日 (土)

続雪花絞り浴衣反物の染色2013年1月

 前回染めた染液の残りに、だいぶ酸化が進んでしまったのではないかと思い、ハイドロサルファイトを足した。

 染液の表面が染めている間に固まってしまうと布に吸い寄せられて塊がそのまま付着してしまう。前回も塊が少しついてしまったので、もう少しハイドロを多くした方が良いのではないかと思った。染液の表面が固まらなくなるまでハイドロを足した。

 そして雪花絞りを染めた。染料を吸い上げた 布の三角柱を洗うと、表面がいつまでも黄色くて なかなか発色しない。どうやらハイドロを入れ過ぎたらしいと思った。

夕方まで放置したが、あまり発色してこないので、けっきょく次の日まで放置することにした。しかしこのまま乾いてしまうと染料が固まって染まらずに塊になって落ちてしまうという失敗を何度か経験している。かといって水中に入れっぱなしというのもだめだった。、布が乾かないように少しだけ水をひいてその上に布の三角柱を置いた。

 朝起きて様子を見ると昨日よりは表面が青くなっていたがまだかなり黄色いままだ。結局昼までそのままにしておいた。こんなに酸化しないようだと、洗ったらほとんど染料が流れてしまうのではないか?大失敗だ。

ほとんど絶望的な気持ちで、タコ糸をほどき、とにかく酸化するまでジャブジャブ洗った。、初めは黄色いので良くわからなかったが、酸化発色が進んでから染め上がりを確認すると、意外にも濃くきれいに染まっていた。これで良かったのかcoldsweats01

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これは最初に地色を淡い藍で染めておいたのだが、雪花絞りを染めた時、ハイドロの効力で、少し脱色されたようだ。折山の部分だけ元の色が残って、ちょうど亀甲の模様のようになった。これは予想外の染まり方だった。花型の模様の濃淡もわりあいきれいに出ていた。

 水洗いして一度乾かしてから、50ccの柿渋を17倍に薄めて布全体に浸透させ、発色むらが出ないように注意しながら乾かして、完成した。
 柿渋の色はほとんど感じないが、藍の色止めの効果があり、藍の色も生より落ち着いた感じになる。

 

 

 

2013年1月25日 (金)

雪花絞り浴衣反物の染色2013年1月

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 インジゴピュア20g

 ハイドロサルファイト20g

 苛性ソーダ溶液200cc

 湯 1リットル

 これで還元して薄め液(湯4リットル ハイドロサルファイト2g 苛性ソーダ液20cc)を足す。 全体を5リットルにして最初の1反を染めた。

 ずいぶん濃く くっきりと出た。染める時少し偏ってしまったらしく、右と左と微妙に染め上がりの模様が違ってしまった。
 

 あまり上品な染まり方ではないと思ったが、かなりあくが強くてインパクトあるかも…成功したとは思わなかったが、今までにない染まり方だ。

 地色を赤銅色に染めて、刺青のうろこ模様を連想するような雰囲気にしたくなった。

 染料の境目の白い輪郭線はわりと細くきれいに出た。

 もう少し染料を薄めてもいいんじゃないだろうか?

 そう思ってさらに染料が減った分だけ薄め液を足して、次の反物を染めることにした。

 湯500cc ハイドロ1g 苛性ソーダ液10ccを足す。

201301241432_2  正三角形の底の頂点2点を、別に用意した薄め液にほんの少しだけ着けてから染料液の中に半分ほど浸した。

 これは細い線がきれいに出た。染液はこのぐらい薄くて良かったのか? 昨年は染料やハイドロ、苛性ソーダ液の分量、すべて多すぎたかもしれない。

下の雪花絞りは、上の雪花絞りより薄め液をつける時間が少しだけ長くなってしまった。白い線が少し太くなりすぎたように思う。細い方が繊細な感じがしてきれいだ。

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2013年1月 4日 (金)

エンジュ染め 雪花絞りの地色をもっと鮮やかな黄色に染めたい!

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 木綿の生地を草木で染めるのに、薄めた柿渋で下地を作ってからアルミ媒染すると、媒染剤を吸収しやすくなり比較的染めやすくなることは解かった。

 けれども、なかなか絹のように鮮やかな彩度の高い色にはならない。いっそのこと化学染料を使った方が効率が良いのではとも思うが、やはり草木染の深みのある色の柔らかさは捨てがたい。目の疲れ方が全然違うし・・・

 以前は薄めた柿渋に生地を2回から3回浸してからアルミ媒染。エンジュの1番液と2番液をあわせて染めた。

 今回は柿渋1回、アルミ媒染、エンジュ染め、再び柿渋という手順で染めてみた。柿渋液はさらに薄く50ccを750ccの湯で薄めた。上の左のような色になった。

 エンジュで1回染めてから再び柿渋を重ねた時、エンジュの色が退色したように見えた。少し黄色みがかってはいるが、ほとんど雪花の模様染めの色が藍色という印象だ。地色も生成りに近い色に見える。

 ここでもう一度薄めのアルミ媒染液に反物を浸した。この間に、新しいエンジュの1番液と2番液を煮出す。今回は1反しか染めないのでエンジュは12gにした。

 アルミ媒染液に浸した生地を軽く洗い、ふたたび煮出したエンジュ液に浸し、徐冷する。上の写真の右が染め上がりの色です。雪花絞りの藍の色がだいぶグリーンがかっている。

 前回12月初めに染めた雪花絞りの地色の黄色に比べて、柿渋の量がさらに少なくなって、軽やかな印象だ。しかし黄色の色が一段と鮮やかに濃く染まったという感じはない。木綿ではこのぐらいが限度か?
 真夏に着るのなら、こちらの色の方があっさりしていていいかもしれない。

 この反物を染めた後、まだ染液の色が残ってはいるが、新しい木綿の生地を染めてもあまり濃くならない。
 木綿よりも染着しやすい絹のストール生地を染める。まだかなり黄色く染まりましたが、1番液2番液で最初から染めた絹のようなビビットな色には染まらない。少し彩度の落ちた柔らかい黄色だ。この、黄色を下染めに使うと、温かみのある明るい印象の色に染まるので、これはこれで悪くない。

 

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せみのはねの雪花絞り

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     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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