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2012年8月16日 (木)

雪花絞りの浴衣の染色3

 

  •  インジゴピュア 15g
  •  ハイドロサルファイトコンク25g
  •  苛性ソーダ液 250cc

 全体で1リットルになる様に湯を入れて還元する。 

 木綿の晒を細く裂いて短冊状に切り、晒の先端を染液に浸して、染料を吸い上げる様子を観察することにした。なるべく染料の伸びが良い状態に調整してから染色したい。 

 還元液に湯1.5リットルを加える。さらに苛性ソーダ液とハイドロサルファイトを少しずつ加えて様子を見た。

 思っていた以上に苛性ソーダとハイドロをたくさん加えてしまった方が良いようだった。普通の浸染では考えられないほどの量だ。
 少ないと染液の温度を上げても、液面の染料が固まってしまい、皮膜となって生地に吸い寄せられ、塊が付着してしまう。その固まりが染料の浸透を邪魔するようだ。
 自信が無くなりかけたこともあったが、苛性ソーダとハイドロを多めに入れた方が良いのではないかと思ったのは間違いではなかった。
ハイドロより、苛性ソーダ液を少し多めにした方が染料の伸びが良くなり、染め上がりが柔らかい感じになるようだ。

 なるべく白場の少ない雪花絞りにするには、板締めの板を緩めるのではなくて、苛性ソーダとハイドロの分量で調整すればよいということは解かった。
 しかしハイドロが多くなると酸化するのに時間がかかり、汚い発色むらが出来てしまう。苛性ソーダが多いと柔らかい感じに染まるが、模様がにじみやすくなり、染料を濃くしても流れてしまって薄くなり、失敗の確率も高くなる。
 もう少し花の芯のように見える白の面積を少なくして、中心から延びる放射状の白い太い線を、細くしたい。しかしこの線を細くしようとすると、花びらの輪郭みたいに見える細い線がにじんで消えてしまうことが多い。

201208120914_2

 upwardright三角形の底辺全体に、苛性ソーダの薄め液を少し吸い込ませてからて染液に半分ほど浸した。

201208141347

 

 三角形の底辺の2つの頂点2点に苛性ソーダの薄め液を吸い込ませてから染液に半分ほど浸した。

 

 


201208151558


 タコ糸の交差したところがちょうど正三角形の高さの半分ぐらいだ。これを目印にして染液に浸す。液面からこのぐらいの緑色で染料が上がっていく時がわりと調子いいようだ。 

201208161355

 「雪花絞りの浴衣の染色2」の時より染料が中まで浸透し、白場を前回より少なくすることが出来た。
 染料の浸透の度合いは、染液中の苛性ソーダやハイドロの比率で変わってくる。これを調整することで模様の出方を変えられる。
 板の締め加減は調整する必要がなかった。なるべくきつく締めた方が良いということが解かった。

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せみのはねの雪花絞り

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     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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