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2012年8月

2012年8月31日 (金)

続雪花絞り反物の地染め

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 上の雪花絞りは以前生地を淡い藍で染めてから雪花絞りをして、さらに薄めた柿渋を重ねたものです。

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 色目が少し物足りないような気がしたので、前回冷凍保存しておいた西洋茜をふたたび煮出して、アルミ媒染をしてから染め重ねました。

 もう少し茜の色を控えめにして無彩色に近いグレーにするつもりだったのですが、思ったより茜の色が強く出てしまい、紫味のグレーになりました。
 

 前回3反分染めていたので、まだこんなに濃く染まるとは思っていませんでした。

 まあこれはこれでいいかというわけで、洗って仕上げました。ちょっと渋過ぎるかなとも思いましたが、ビビットな黄緑色の帯と合わせたら意外といいかもとか思いながらアイロンをかけました。

2012年8月27日 (月)

雪花絞り反物の地染め 柿渋と西洋茜

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 雪花絞りの模様を染めた後、柿渋と茜で地染めしました。

 12倍に薄めた柿渋液を2回重ねアルミ媒染

 90gの西洋茜粉末の1番液、2番液、3番液を合わせ、左の2反を染めました。

 さらに4番液、5番液を合わせ左から3番目の反物を染めました。煮出した後の西洋茜は、まだ薄くなら染められそうなので、冷凍にして保存しました。

一番右は先に地色を淡いブルーに染めてから雪花絞りをして、さらに薄めた柿渋を2回重ねました。淡いグレーになり落ち着いた感じです。

 今年の夏には間に合いませんでしたが、今年中に30反全部染めて、どれか1反を選んで自分サイズの浴衣を作ってみたくなりました。
 着物はほとんど身に着けたことがないしあまり興味もなかったのですが・・・・・ やっぱり雪花絞りは着物にした方が華やかさが引き立つような気がするし… 地色は天然染料で染めて、帯との色の組み合わせも楽しみだし、出来れば夏だけではなく、半衿の色も組み合わせておしゃれな普段着として着こなせたらいいな。

 

2012年8月16日 (木)

雪花絞りの浴衣の染色3

 

  •  インジゴピュア 15g
  •  ハイドロサルファイトコンク25g
  •  苛性ソーダ液 250cc

 全体で1リットルになる様に湯を入れて還元する。 

 木綿の晒を細く裂いて短冊状に切り、晒の先端を染液に浸して、染料を吸い上げる様子を観察することにした。なるべく染料の伸びが良い状態に調整してから染色したい。 

 還元液に湯1.5リットルを加える。さらに苛性ソーダ液とハイドロサルファイトを少しずつ加えて様子を見た。

 思っていた以上に苛性ソーダとハイドロをたくさん加えてしまった方が良いようだった。普通の浸染では考えられないほどの量だ。
 少ないと染液の温度を上げても、液面の染料が固まってしまい、皮膜となって生地に吸い寄せられ、塊が付着してしまう。その固まりが染料の浸透を邪魔するようだ。
 自信が無くなりかけたこともあったが、苛性ソーダとハイドロを多めに入れた方が良いのではないかと思ったのは間違いではなかった。
ハイドロより、苛性ソーダ液を少し多めにした方が染料の伸びが良くなり、染め上がりが柔らかい感じになるようだ。

 なるべく白場の少ない雪花絞りにするには、板締めの板を緩めるのではなくて、苛性ソーダとハイドロの分量で調整すればよいということは解かった。
 しかしハイドロが多くなると酸化するのに時間がかかり、汚い発色むらが出来てしまう。苛性ソーダが多いと柔らかい感じに染まるが、模様がにじみやすくなり、染料を濃くしても流れてしまって薄くなり、失敗の確率も高くなる。
 もう少し花の芯のように見える白の面積を少なくして、中心から延びる放射状の白い太い線を、細くしたい。しかしこの線を細くしようとすると、花びらの輪郭みたいに見える細い線がにじんで消えてしまうことが多い。

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 upwardright三角形の底辺全体に、苛性ソーダの薄め液を少し吸い込ませてからて染液に半分ほど浸した。

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 三角形の底辺の2つの頂点2点に苛性ソーダの薄め液を吸い込ませてから染液に半分ほど浸した。

 

 


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 タコ糸の交差したところがちょうど正三角形の高さの半分ぐらいだ。これを目印にして染液に浸す。液面からこのぐらいの緑色で染料が上がっていく時がわりと調子いいようだ。 

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 「雪花絞りの浴衣の染色2」の時より染料が中まで浸透し、白場を前回より少なくすることが出来た。
 染料の浸透の度合いは、染液中の苛性ソーダやハイドロの比率で変わってくる。これを調整することで模様の出方を変えられる。
 板の締め加減は調整する必要がなかった。なるべくきつく締めた方が良いということが解かった。

2012年8月 3日 (金)

続雪花絞りの浴衣の染色2

 やはり染浴の染料の濃さは「雪花絞りの浴衣の染色1」より薄くした方が良いようだった。結局、さらに1.5倍ぐらいに薄めても同じぐらいの濃さに染まった。

 それよりさらに薄めてみると少し薄くなったが、そのぐらいの色の方がきれいだと思った。
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 ただし、ハイドロと苛性ソーダの量は普通の浸染で染める染浴より、かなり多くした方が良い。

 なるべく染料の伸びを良くして中まで浸透させたい。それには、ハイドロと苛性ソーダを多めにするのが良いようなのだが、どのぐらいが適正なのかなかなか答えが出せない。

 染料を生地に吸い上げた後、外側の染料が完全に青く酸化するまでジャブジャブ洗っていたが、それも良くなかったようだ。洗い過ぎると、中の染料が流れて薄くなってしまう。
 外側の固まった染料だけ落としてクランプで締め、余分な染料と水分をなるべく絞ってしまうのが良いらしい。
 脱水機を使ってみたこともあり、かなり中まで酸化したが、やはり長尺になると白場を汚してしまう恐れがある。

 クランプで良く絞った後板を外し中を見るとやはりまだ中はあまり酸化していない。そのまま放置しておくと染料が固まってしまうので、水中に全体を放り込んで、淀んでいる所が無いように、とにかくじゃぶじゃぶと動かしてなるべく早く酸化させるようにする。この段階でも、だいぶ失敗を繰り返してしまった。

 早く酸化させるには、ハイドロや苛性ソーダの量が少ない方が良いように思うが、そうすると染料の伸びが悪く、中まで浸透しにくくなる。どの辺で折り合いをつければよいのか、まだ答えを出すのに時間がかかりそうだ。染料の浸透具合には、板の締め加減も影響するのではないかと思っていた時もあるが、染浴の状態でほぼ決まるようだ。

これからは、板の締め加減は一定にして固く締め、洗いに注意しながら染浴の良い状態を捜していく。

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せみのはねの雪花絞り

  • Dsc_45141_2
     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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