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2012年7月28日 (土)

雪花絞りの浴衣の染色2

 雪花絞り1反染めるのに吸い上げる染液の量は1リットルぐらいになっていると思う。

 しかし折りたたんだ三角柱の生地を寝かせた状態で染液に半分ほど沈めて染めるので、ある程度の深さが必要だ。

 5列屏風だたみ正三角形のパターン1反の雪花絞りの3角柱は、両端を板でしっかり締めると全長が38cmぐらいになる。正三角形の板の1辺は9cmにした。

 染料の容器の内径は14×50cm、この容器に寝かせた三角柱の生地を半分ほど沈むように浸すには、最低2リットルの染液が必要だ。

 しかも普通の浸染に使う染浴よりかなり濃い。ずいぶん染料を食ってしまう感じがする。もうちょっと染液を薄くしたらどうだろうか?と思ってまたいろいろやってみた。
 このもっとも雪花絞りに適した染液の状態というのが、いまだによくわからない。染料の量と苛性ソーダと、ハイドロサルファイト。この分量の最もバランスの良い状態が、普通の浸染と異なる様な気がするし、アバウトだと、染めるたびに、結果が違ってきてしまうのだ。浸染よりずっと敏感で難しい。どこをどのようにチェックしたら良いのか、ブログを書くことで整理してみよう。

  雪花絞りの染まり具合は板の締め加減によっても違ってくるのではないかと思っていたが、かなりきつく締めても、染料は中まで浸透した。。特に長尺の場合は、思い切りきつく締めないと中の方がゆるみやすい。染料が、良く浸透するかしないかは染液の状態によるもので、締め加減は一定にしてしっかり締めさえすれば、加減する必要はないと結論した。

それと、洗い方の問題。
 これも長尺になればなるほど難しくなってきた。ほとんどの染料が流れて薄くなってしまったり、発色むらが出来たりする。それが怖くて、板締めを外すタイミングがわからない。

 有松絞りの資料に、「雪花絞りは白場を汚さないように素早く洗う」と記述されているものを見つけたが、それ以上詳しくは書かれていない。
 小品なら素早く拡げて洗うことが出来るが、1反(13m)ともなると、折りたたんでねじれた状態になっている生地を、素早く拡げることなどとうてい出来ない。かといってたたんだままではいくら水を流しても染料が酸化しない。どんどん水に流されて薄くなるだけだ。
 

 
 ずいぶん失敗を重ねてしまったがやっとわかった。
 染料を吸い上げた後、水洗いして外側の余分な染料をだいたい落とした後、クランプでさらに強く絞って、余分な水分を出来るだけ絞ってしまう。
 この後長く空気中に放置するのは良くない。染料が固まって皮膜のようになってしまい、洗うと全部落ちてしまう。汚い発色むらになり、濃く染まらない。

 淀んだ水の中に浸けっ放しにするのもダメ。染料が流れて薄くなってしまったり、白場を汚したりする。

ではどうしたらよいか?出来るだけ生地のねじれを取ってしまいたいが、ぐずぐずしていると染料が固まってしまうので、とにかく水を張った浴槽の中に投げ込む。そして黄色の染料が酸化して青くなるまでとにかく休むことなくじゃぶじゃぶ動かし続ける。1箇所に気を取られて、水の中で動いていない部分を作ってしまうと、そこだけ染料が余分に流れて薄くなってしまう。昔の友禅流しみたいに、流れている水の中で拡げて洗うことが出来たら、一番いいのかもしれない。

後、解決しなければならないのは染液の浴比の問題だ。まだよくわからないのだが、今までよりだいぶ薄くしても大丈夫なようだ。

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、染料は今までより薄いが結構濃く染まったようだ。濡れていると濃く見えるので、乾かしてから、染まり具合をもう一度確認してみよう。結構 中まで染料は入っているが、いまいち伸びが悪かった。ハイドロや苛性ソーダの比率を増やすのか?減らすのか?これからの研究課題だ。

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せみのはねの雪花絞り

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     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

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