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2012年6月

2012年6月20日 (水)

嵐の後の夕焼け

 昨日の夜は季節外れの台風で横殴りの雨が降り、一晩中風が唸り声をあげていました。朝起きると晴れていましたが、1日中風が強くて蒸し暑い1日でした。 

 夕方空を見ると、雲が鮮やかな茜色に染まっていました。

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2012年6月17日 (日)

雪花絞りの浴衣の染色 地染め エンジュと柿渋

 

 5列屏風だたみの雪花絞りが3反染まった。雪花絞りの浴衣は地色を染めていないものが多いけれど、私は地色を草木と柿渋で染め重ねたい。

 経験的に気がついたことだが、薄めた柿渋で木綿の生地を染めてから、媒染して草木の染料を重ねると良く染まる。

 木綿の草木染めの染色の下地には豆汁引きかタンニン下地があるけれど、柿渋はたぶんタンニン下地と同じ働きをしているのだと思う。

 浴衣生地1反、染色前は13mにカットしたが、雪花絞りをしてから測ったら、12.6mに縮んでいた。横幅40cmはほとんど変わりなし。生地の重さは1反530g。

 柿渋100cc750ccの湯で薄めて生地に浸透させて乾かす。アイロンをかける。これを3回繰り返した。
 藍染めは水洗いしてもなかなか色落ちが止まらなくて相当良く洗わなければならないが、薄めた柿渋液に浸して乾かすことで不思議なほど色落ちも止まる。一石2鳥だ。

柿渋が定着してから、アルミ媒染してエンジュの黄色を重ねる。エンジュは50gを煮出して、浴衣地3反染めた。

最後にもう一度柿渋の薄め液を浸透させて乾かすことで色が落ち着く。

 柿渋染めは、酒袋のような茶色に染めるよりも、草木と併用して発色させた色の方が最近面白いと思っている。柿渋を併用すると、他の染料では出せない、存在感のある重厚な味わいが出せるような気がする。

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2012年6月11日 (月)

雪花絞りの浴衣の染色1 5列屏風だたみ

 久々に雪花絞りの染色に取り掛かることが出来ました。
 今回は浴衣のための染色なので40cm幅13メートルのコーマ綿の白生地、5列屏風だたみの雪花絞りを染めます。

 1反分たたんだ5列屏風だたみの雪花絞りの三角柱の高さは37センチだ。このぐらいなら支えがなくても吸い込んだ染料の重みに耐えられる。

 (布の両端がいつもきれいに染まらないことが多いので、両端の板と生地の間に、板と同じ形にたたんだ新聞紙を挟んだ。)

(インジゴピュア25g  苛性ソーダ溶液500cc  ハイドロサルファイト50g)の原液2リットル これを2倍に薄めて4リットルにする。
 

 染液の温度は45度以上、55度以下の範囲内にして染色
 かなりアバウトですが、染液の温度はその範囲内なら、それほど神経質にならなくても、染色結果にそれほど影響浸ないのではないかというのが、今のところの結論です。

 
 染液に浸す前に 苛性ソーダ溶液と強力透剤の混合溶液に折り立たんだ三角形の生地の底辺を少し浸す。苛性ソーダの濃度は、濃くしたり薄くしたりして試してきたが、染液のアルカリ濃度と同じくらいでよいのではないかと今のところ思っている。

 染料に浸す前の苛性ソーダの薄め液に浸すタイミング、染液に浸す速度、浸す深さ、ほんの少しの違いで模様の印象が違ってくる。染液の微妙な状態の違いも影響しているようであり、なかなか模様の出方を自分でコントロールできるようなレベルには達していない。

 まず1反染める前に、6列屏風だたみの雪花絞り2分の1反を染めてみた。

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 左上の画像は、苛性ソーダの薄め液に浸してから、少し間をおいて染液に浸した。

 白い線が割と太く出た。

201206091050 右の画像は、苛性ソーダの薄め液に浸してから、その液が布に吸い上げられて拡がって行かないうちに、すぐに染液に浸した。

 白い曲線が細く出たのはそのせいだと思う。

 三角形の頂点の部分の白の面積がもう少し少ない方が、藍と、地色の白のバランスが良く細い線が引き立つと思うのだが、なかなかうまくいかない。

 

染料の調子は良さそうだ。次は本番の5列屏風だたみの雪花絞り1反を染める。

201206090843_2 5列屏風だたみの雪花絞り

201206090846_22反続けて染めた。

 もう少し白の面積を少なくしたかったが・・・・ほんの少しだけ、染液の中への沈め加減が少なかったかなあdespair ほんの少しのことなのに、なかなかコントロールできない。

 白い曲線は割合きれいにすっきりと出た。
 

 染める前の準備にさんざん時間がかかって、染めた後の洗いも重労働だが、染めている時間はごくわずか、ここで大方勝負が決まるのだろうか?
 しかし洗いに失敗すると全てが台無しになる。

 今も一番苦労しているのは洗いに関する様々な疑問なのだ。長尺になるほど問題が大きくなってきてしまった。

 

2012年6月 5日 (火)

2012有松絞り祭り 今年も出展しました

 今年も有松絞り祭り「匠の工芸広場」に出展させていただきました。

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 有松絞り祭りではからくり人形の山車も見ることが出来ます。
 この山車をかつぐ人たちのおそろいの絞りのTシャツが有松らしくて特徴があるのですが、今年も人ごみの中で写真を撮り損なってしまいました。

 

 絞りの浴衣の展示やインスタレーションも見たかったのですが、結局自分の売り場が忙しくていつも見ることができません。ここではいつもたくさんのお客様に恵まれて、さすがに絞りには興味のある人が多くありがたいのですが・・・・・

 絞り染めの産地有松は、ここ数年老舗の職人だけでなく、デザイナーや愛知芸大の学生など外部の人たちの新しい感覚も取り入れ、少しずつ生まれ変わっているように思います。
 日本にしかない伝統的な絞り染めをたくさん見ることが出来るのですが、絞りマニア以外の日本人には、それほど知られていないのが少し残念です。

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フォト

せみのはねの雪花絞り

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     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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