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2010年5月19日 (水)

続雪花絞りの実験4

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 この雪花絞りはすべて、水を吸わせずに、最初から染液に半分ほど沈めて染めました。

 

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 新しく建てたインジゴピュアで染めたので、前回の「雪花絞りの実験4」の2点の雪花絞りより、染液のアルカリ濃度が高くなっています。

 いちばん下の左の雪花絞りが最初に染めたもので、染液のアルカリ濃度が高く、色が少し薄くなってしまったと思ったので湯を足しました。

 他の3点の方が湯を足した分だけ染液が薄くなっているのですが、アルカリ濃度も薄まっているので、藍の色はかえって濃くなっています。

  この3点は、少しづつ畳んで締めた三角形の布を、染液に浸す深さやスピードを変えてみまそた。

 下の右と2番目は三角形の半分ぐらいまで染液に沈めましたが、下の右側方が沈める速度がはやかったと思います。 1番上は半分よりもう少し深く染液に浸し、沈める速度は早めにしました。

 
 

 今回の「雪花絞りの実験4」では、染液のアルカリ濃度が高い方が、染料の浸透が良く、白場の少ない雪花絞りが出来るのではないかという事に気がつきました。 しかしアルカリ濃度が高いと染料を濃くしても、ほとんど流れてしまいなかなか濃くならない上に、酸化に時間がかかり発色むらが出来やすい。どうしたら良いのだろうか?

 「雪花絞りの実験3」では少量の水を吸わせてから染液に浸し、「雪花絞りの実験4」では最初から染液に浸して染めてみました。
 どちらかというと水を吸わせてから染液に浸すほうが藍の濃淡の幅がひろがって面白みがあるような気もするのですが、染色結果からみて、たぶん昭和のおしめの雪花絞りなどは、最初から水を吸わせずに染液に浸すほうが一般的なんじゃないだろうか。

 京都書院 「日本の絞り」の図版の、あのあこがれの雪花絞りは普通のおしめの雪花絞りとはぜんぜんグレードが違う。どうしたらあんなにきれいに染まるのだろう。今回もあの雪花絞りには近づけなかった。

 

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せみのはねの雪花絞り

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     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

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