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2010年5月15日 (土)

雪花絞りの実験4

 「雪花絞りの実験3」では、思い描いている染色結果より白場が多くなってしまった。そこで、折りたたんで板で締めた晒しを、全く水につけずに最初から染料を浸透させて様子を見てみることにした。
 
 何年も前のことだったと思うが、そうしてみたところ全体に藍がにじんで模様がつぶれてしまったことがある。それ以来、雪花絞りはいったん水を少量吸わせてから染液を浸透させるものだと思いこんでいた。
 しかし理屈から考えると、最初から染液にいきなり沈めても模様は出来るはずだ。正三角形の底辺と左右の辺の三方から浸透した染料が出会う境界線、そこに白い線が現れるはずだ。
 あの時、ぜんぶ藍でつぶれてしまったのは、板の締め方が弱すぎたからではなかろうか?

 いまのところ雪花絞りの板の締め加減は、自分の力で締められる精一杯の力加減といったところだろうか。特別の道具などを使って強く締めすぎてしまうのも良くない。弱すぎると洗っている途中で糸がゆるんでしまって、にっちもさっちもいかなくなる。とくに長尺の場合はきちんと締めておかないと後で困る。

51302

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 まずは無難な染まり方になった。しかし最初に水を吸わせなかったからといって、白場が減ったわけではなっかた。

 京都書院美術双書「日本の絞り」の中にある雪花絞りの図版、あのあこがれの雪花絞りには相変わらず近づけなかった。

 だいたい三角形の半分ぐらいまで染液の中に沈めて染料を吸い上げさせた。もう少し深く沈めたほうが「日本の絞り」の本の中の「雪花絞り」に近くなったのではないだろうか。

 今回は「雪花絞りの実験3」の余りの染料を使ったので、染料がこの時点で無くなってしまい、実験はここで中断した。染液は時間がたっているので、前回より少し酸化していたかもしれない。

 染料の浸透は良好で、酸化するのもいつもよりはやく、作業が楽だった。染液の状態の変化も影響しているのかもしれないが、まったく乾いた状態で染料を吸わせたほうが、はやく酸化するようだ。

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     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

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