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2010年3月

2010年3月17日 (水)

雪花絞りの実験2

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 雪花絞り1                     雪花絞り2

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 雪花絞り3                          雪花絞り4

 染料の調子が良くなくて調整するのに手間取ってしまいました。苛性ソーダ液を入れすぎてしまいました。

 雪花絞り1はph値が12近くなってしまっていました。板を外す前の水洗いに時間をかけましたが、やはりかなり薄くなってしまいました。

 
雪花絞り2
は水を足してph値11近くまで下げて染色しました。だいぶ調子が戻りましたが、まだちょっと高めかなという感じで、側面の折り山の部分を水洗いで酸化させるのに時間がかかりました。
 花びらの途中にできている境目のような線。 この下が染液の水面の位置で、その上の花びらの先端の部分が、染液の水面より上に吸い上げられて、染まった部分だと気がつきました。

 「雪花絞り実験1追記」で掲載した2重映しの雪花絞りのうっすらと水色に染まった部分も水面より上に吸い上げられて染まった部分だが、これだけ色の濃さが違うのは、微妙なph値の違いや、ハイドロの効力も関係あるかもしれない。

 雪花絞り3は、板を外して布を開いた時、うっすらと2重映しになっていたのですが、広げて水洗いをしているうちにすっかり消えてしまいました。

 そこで気がついたのですが、染液が水面より上に吸い上げられていく時の染料の状態の違い。還元液が黄色のまま上がっていく時 黄緑のとき 青くなっているとき。

 青くなっているときは、すでに還元液が酸化した状態で吸い上げられているので、色がついているように見えるが、ほとんど布に染着していない。ph値が低すぎたりハイドロの効力が低下していると考えてよいと思う。 黄色だとアルカリが強すぎ。黄緑色で上がっていくのがいちばん良い状態なのではないだろうか。

 雪花絞り4は三角形の底辺を染液につける方の染め方ですが、これもうっすらと2重映しになっていました。どうせなら水色の所がもう少し濃ければきれいだったのに.。こんな染まり方をしたのはハジメテダ。「雪花絞りの実験1」では2重映しの雪花絞りに驚いたが、今回はなぜかけっこうたくさんできた。アルカリ濃度が高めだと出来やすいのかもしれない。

 
 今回の実験では還元染色液の浴比をきちんと決めることができなかった。まだどのくらいがいちばん良い状態なのか思案中です。
 晒しを細く裂いて先端を染液につけ、染料が吸い上げられていく様子を観察した。先端を少し水で濡らしてから染液につけるのと、まったく乾いた状態で染液につけるのでは、染料の吸い上げられていく速度がぜんぜん違う。雪花絞りの染色工程では、この水の加減も重要な要素だ。
 染液の温度は45~60℃の間に保つ様にした。なるべく高温の方が浸透がよいのではないかと思うのですが、この温度の間で、染色結果にそれほど差が出たとは思えなかった。還元液は、以前うっかり沸騰させてしまったところ、分解してしまったのか、変質してぜんぜん染まらなくなったことが有る。60℃をあまり越えない様にした方が良さそうだ。

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せみのはねの雪花絞り

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     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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