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2010年2月21日 (日)

インド藍の干し葉で染めた紫色

  染色材料店でいただいたマニュアルを参考にして染めてみましたが、染料はだいぶ少なめにしてみました。濃い紫ではなく藤色に染めたかったので。

インド藍干し葉の還元染め 手順

材料 絹ジョーゼットストール13g  ラオス手織り絹ストール19g (計32g)
    干し葉藍(インド藍)30g ソーダ灰5g×2 ハイドロサルファイトコンク5g×2 
    水840cc×2

抽出法

  1. 80℃の温湯に干し葉藍を入れ、5分程漬けて汚れをとる。茶色くなったこし液は捨てる。
  2. 60℃の温湯840ccに、ソーダ灰5g ハイドロサルファイト5gを加え,干し葉藍を入れて、10分間加温しながら煮る。 火を切り,10分間放置
  3. この還元液を別容器に移す。
  4. もう一度2から3の作業を繰り返し、一度目の抽出還元液に2度目の抽出還元液を足す。

染色

  1. 抽出還元液を40~50℃に保ちながら布を静かに入れ、布が液面から出ない様に注意して染める。
    ph10.4
  2. 5分くらいしたら布を取り出して絞り、ひろげて空気にさらす。
  3. 水洗いしてから酢水につけて中和 再び水洗いして脱水 乾燥

染色結果

  • Photo 左端から シルクジョーゼット  最初に還元液に浸し、5分間染色して引き上げた.。

    ラオス手織りストール シルクジョウゼットを引き上げた直後に、5分染色、最初より若干青味が強い紫に染まった。

    左から3番目4番目 2枚染め終わってからまだ染まりそうな感じがしたので再び新しい白生地ストールを入れてみた。.3番目は淡いグレーに近い紫で一段と青味が増した。赤い色素はほとんど吸着したのだろうと思った.が、その後試したもう1枚は、なぜかピンクがかった淡いグレーになった。

    左から五番目 マニュアルでは染料の抽出は2回ですが、まだどのぐらい色素が残っているか確かめたかったので、もう一度干し葉の抽出還元をしてみました。3番目の抽出液だけで染めたストールが右端です。けっこう染まりましたが,1+2番液より彩度は低い。

感想

 乾燥すると紫色に枯れるインド藍の干し葉の色素はインジゴインジルビンが混ざった色。単一の紫の色素ではないので青味の紫になるか、赤味の紫になるかは,染色の条件によって異なる。今のところ意図的に調節するのは難しそうだ。

 赤と青を混ぜて作った紫は単一の色素の紫より再度が低く、くすんだ色になるが、インド藍の干し葉から染める紫は彩度が高くてきれいだ。二つの色素がもともと同じ物質インジカンから成ることと関係あるのだろうか?

 藍植物から染まる紫色は魅力的だが、通常の藍の建て染めと比べるとかなり効率が悪く、大きなものや厚地を染めるのは大変そうだ。

    

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     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

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