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2009年10月

2009年10月29日 (木)

木綿の茜染め

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    茜染めの雪花絞り

 以前に染めておいたインジゴピュアの雪花絞りに、茜を重ねました。

  木綿の茜染め

 木綿の草木染めは絹の様によく染まらないので、生地の下処理が必要です。

 私は10倍に薄めた柿渋を生地にむらなくしみ込ませて下地を作ります..こうすると染まりがよくなるのは、柿渋に含まれているタンニンのはたらきではないかと思います.

 柿渋をしみこませた布はシワにならないようによくのばして干します。さおなどにかけたまま放置してしまうと、さおのあとがくっきり残ってしまうので,完全に乾く前に布を動かすなど,注意が必要です。乾いたらすぐに蒸気アイロンをかけます。
 3日ぐらいは日を置いたほうが,柿渋が定着します。それからアルミ媒染液に30分以上浸します。

 粉末タイプの西洋茜 
 主に1番液2番液を使って木綿は染めます。3番液もきれいな澄んだピンクに染まります。4番液以降は、薄すぎて木綿はあまり染まった感じがしませんが、絹はきれいに染まります。すぐ使わないときは冷凍保存します。

 西洋茜の1番液2番液は色素量が多いので、酢を加えずに煮出しています。染料を取り出したあと酢を加えて色素を溶かします.最初に煮出した液は濃度が濃いが、汚れも出てしまうので、少しくすんだ色に染まります.
 木綿は湯洗いすると、くすんだ色がぬけてきれいなピンクになりますが、絹はなかなか汚れた色素が抜けません.そのため濃色染めの場合でも絹は3番液以降を使った方が良いと思います。
 3番液以降は酢を加えて煮出します.後になるほど汚れた色素が出なくなり、染液の色が澄んできます。

2009年10月25日 (日)

シルクストールの雪花絞り

Photo 紬のシルク生地に雪花絞りをしてみました。

 この生地はシルクにしては浸透がよく、水滴をたらすと水をはじかずにジワっとしみ込んでいく感じです.この浸透のよさが雪花絞りに向いているのではないかと思って試してみたものです。

 雪花絞りは強アルカリの染料を高温にして染めるので、アルカリに弱い絹には適していません.生地がいたむのではないかと心配しましたが無事染まりました。 地色はえんじゅと柿渋の重ね染め 8つ折りの屏風だたみにして茜の縞模様を染めてから、最後に4つ折りの屏風にたたみ直して、インジゴピュアで雪花絞りをしました。

Sirukusekka_3 Photo シルクストールの雪花絞り

 薄手のタイシルクストールです.手織りなのでとても染まりがよく、草木染め 柿渋染めでいつも染めています.このストールの染めに新たなバリエーションを加えたいと思い、雪花絞りを試してみました.

 先に柿渋で地色を染めます。へろへろしていてたたみ難い生地ですが、柿渋を通すとしゃきっとして少したたみやすくなります。アイロンで押さえながら5列の屏風だたみにします.

 この生地は水滴をたらすとはじいてしまうので、この段階で折り山をくずさないように注意しながら全体を濡らします.よくしぼって生乾き状態のまま正三角形にたたんでいきます。完全に乾いているより生乾きの方が、染料の浸透がよくなります。

やはり木綿の晒しの様にはいきませんでしたが、六角形の花形の端がふわっとにじんでそれなりに染まりました。

2009年10月23日 (金)

雪花絞り はじめてのブログ

 雪花絞りの再現に取り組んでいます。毛細管現象を利用して染める板締め絞りの技法です。

 ねらった通りに染めるのは難しく、1枚1枚違ってしまうので、今までに染めた物 これから染める物について、記録することにします。

 数年前に見た六本木ラフォーレ「日本の藍」の展示会に、特別出品されていた昭和初期の有松の雪花絞り。正三角形と直角三角形のパターンの二枚の浴衣が始まりでした。

 万華鏡のような不思議な世界、藍の濃淡 (すくも藍の色ではないと思う) がとても美しくて印象に残りました.この浴衣を見たときから雪花絞りを自分のものにしたくて、試行錯誤 をしています。

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同じ正三角形のパターンですが、水と染料の加減や、板で締める時の力加減などで模様が変化してしまいます。

 

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フォト

せみのはねの雪花絞り

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     染めるたびに少しづつ違ってしまって狙った通りに染めるのが難しい雪花絞り。 いつか理想の雪花絞りを染めることを夢見て、雪花絞りの染色の記録を撮り続けています。

天然染料、草木染め

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